トップ / 職種別のAI活用

BY ROLE

職種別の生成AI活用 ── 経理・営業・総務/人事

「どの業務にAIを使えるか分からない」という状態から始める会社がほとんどです。職種ごとに、研修のテーマになりやすい業務と、AIに任せる工程・人が確認する工程の分け方をまとめました。掲載している業務はすべて想定例であり、実際の顧客事例ではありません。

COMMON

職種が変わっても、分担の形は同じ

人が材料を整え、AIが初稿をつくり、人が確認して確定する。以下の職種別の表も、すべてこの3段階に当てはまります。

AIと人の分担の図。人が材料を整え、AIが初稿と一覧を作り、人が数字や規程を確認して確定する3段階

確定の責任は人に残したまま、初稿を書く時間だけを削る。これが研修で最初に決める線引きです。

ACCOUNTING

経理・財務

経理でAIが効くのは、計算ではなく文書の工程です。数字を出すところは既存のシステムが担っているので、研修では「数字を説明する文章」を作る時間に絞って設計します。

業務AIに任せる工程人が確認する工程
月次報告の下書き前月比・予算差異の一覧化と、差異コメントの初稿数字の正しさ、差異の理由づけ、社外に出す表現
経費精算の差し戻し連絡規程に沿った指摘文の作成規程の解釈、宛先と言い回し
監査・税理士への回答準備質問への回答案と、根拠資料の一覧化回答の妥当性、提出可否の判断
稟議・申請文の作成様式に沿った文面の初稿金額と条件、決裁者への説明

経理で生成AIを使える業務10選(月次報告・仕訳判断・請求書チェックの想定例)→

SALES

営業

提案書を速く出せるかどうかは、書く速さではなく商談メモの形で決まります。研修ではメモの型を先に作り、そこから提案骨子・訪問報告・週次報告が同じ入力で回るようにします。

業務AIに任せる工程人が確認する工程
商談メモの整理共通の型への整形と、要点の抽出顧客固有の条件、言質の有無
提案骨子の初稿メモから構成案と論点の洗い出し提案内容の妥当性、価格と条件
訪問報告・フォロー文報告文とフォローメールの下書き宛名、事実関係、送信の可否
週次報告の作成案件一覧の要約と進捗の整理見通しの判断、上長への説明

営業の提案書づくりに生成AIを使う(商談メモから初稿を出す4ステップ)→

BACK OFFICE

総務・人事

総務・人事は、社内に配る文書が多い職種です。始める前に、録音のルール、入力してはいけない情報、確定の責任者の3点だけ決めておくと、運用が止まりません。

業務AIに任せる工程人が確認する工程
議事録の作成文字起こしからの要点整理と様式への流し込み決定事項と担当、期限の確定
社内通知文通知文の下書きと、対象者別の書き分け事実関係、公開範囲、発信責任者
問い合わせ対応規程を踏まえた回答案の作成規程の解釈、個別事情の判断
研修・評価の運用文書案内文や集計コメントの初稿評価に関わる表現、個人情報の扱い

議事録に生成AIを使うときの社内ルール(決める3点)→ 生成AI社内利用ルールのひな形(登録不要)→

TRAINING

研修では、職種ごとに何をするか

1. 業務を棚卸しする

受講者が自分の担当業務を書き出し、頻度と所要時間を並べます。職種が混ざったクラスでも、この工程は各自の業務で進みます。テーマの絞り方はワークシートで先に試せます。

2. 分担を決めて演習する

上の表と同じ形で、AIに任せる工程と人が確認する工程を切り分けます。演習は匿名のサンプル課題で行い、実業務への適用は研修後に受講者自身が行います。

3. 手元に残す

業務テンプレートと手順書、受講者ごとの出欠・実訓練時間の記録を引き渡します。成果物のサンプルを公開しています。

経理・営業・総務/人事の業務28件をBEFORE/AFTER形式で収録した「職種別AI活用業務カタログ」は資料ダウンロードから受け取れます。コースと定価は研修サービス・料金に掲載しています。

FAQ

職種別の進め方について、よくある質問

職種が混ざったクラスでも実施できますか?

実施できます。演習は受講者それぞれの業務を題材に進むため、職種が混ざっていても手が止まることはありません。ただし同じ職種でまとめたほうが、受講者どうしでテンプレートを共有しやすくなります。

掲載されていない職種は対象外ですか?

対象外ではありません。このページに載せているのは相談の多い3職種です。製造・建設・士業など、文書や報告の工程がある業務であれば同じ設計で進められます。まず「どの部署の、どの業務に困っているか」を一つお聞かせください。

研修で自社の実データを使いますか?

演習は匿名のサンプル課題で行います。個人情報や取引先の情報を演習に持ち込む必要はありません。入力してよい情報の線引きは、研修の最初に受講者と決めます。

どの職種から始めるのが良いですか?

文書を書く時間が長く、様式が決まっている業務から始めると効果が見えやすくなります。月次報告、議事録、提案書の初稿はいずれもこれに当たります。判断や交渉が中心の業務は、後回しで構いません。

困っている業務を、一つだけ持ってきてください

研修テーマが決まっていなくて構いません。業務の棚卸しから一緒に整理します。売り込みのための連絡は行いません。